手紙の書き方

晩夏の候の時期はいつから?意味と使い方を例文で解り易く!

時候の挨拶で使われる季語は、旧暦をもとにつくられたものなので、
一般的な季節感とずれていることが多々あります。

晩夏の候は「ばんかのこう」と読みますが、
「晩夏」と聞くと時期はいつごろをイメージするでしょうか?

きっと、8月末頃をイメージする方が多いはず。

実はちょっと違いますので、正確に把握しておきましょう。

今回は「晩夏の候」について、いつから使うかの時期と意味、
使い方を例文で解説したいと思います。

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夏の終わりを意味します

晩夏とは夏の終わり頃のことです。

残暑も似た意味ではありますが、残暑と晩夏では始まる日は決まっていても、
使い終わらねばならない日が違います


実際に期間で言えば晩夏の方が短いです。

晩夏とは立秋の時期のことでもありますので、
それまでに使い終わらねばなりません。

意味としては「もう夏も終わりますね」などです

時期は立秋の前後1週間頃

先ほど「晩夏は立秋の時期のこと」とお伝えしましたが、
だいたい立秋の頃に使うと考えてよいでしょう。

立秋はその時のカレンダーによって違いますが、2015年は8月8日(土)です。

▼二十四節気を知ってると、立秋や立春がいつかがわかりますよ!
>> 二十四節気とは?2015年の日付と読み方をカレンダー順に説明

晩夏の候は立秋の前後1週間頃に使うと考えてよいでしょう。

あんまり期間が限定されていると、使いどころが難しいと感じてしまいますが、
そこまで厳密に守らないといけないというわけではないので、難しく考えすぎず
相手に届く頃を調べて送ると良いです。

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ビジネスで使う場合や友人へ送る場合の文例

では実際に使う際の例文を幾つかご紹介ます。

例:晩夏の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

例:晩夏の候、○○様におかれましてはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます。

こちらはビジネスの文章に使われるものです。

かなり見慣れた文章じゃないでしょうか

ビジネスの文章では、相手の会社や個人のことを褒めて挨拶を終わります。

ほとんどがテンプレート化されていますので、
どれを使うかは上司の方に確認すると良いです。


次に友人に送る場合です。

こちらは先程のビジネス用のものではなく、ちょっと砕けた言い方が良いです。

例:晩夏の候、先日庭に植えている朝霧が咲いているのを見ました、もう夏も終わりですね。

例:晩夏の候、夏も終わりに近づき、気候も変わってきましたが、
  おかわりなくお過ごしでしょうか?

例:晩夏の候、日差しも少しやわらかくなったように感じます。
  お元気ですか?

例:晩夏の候、先日家族で花火をやりました。とても楽しく過ごせましたよ。
  ○○様もされましたか?


家族のことや、自分の周りの風景のことなどを入れた挨拶文にすると、
相手に楽しさや季節のことが伝わりやすく、楽しい気分にさせやすいです。

例文は短いですが、もっと長くても問題ありませんので、
本文の他に伝えたいことがあったら書くようにしましょう。

その時は2つ3つ書くのではなく、1つのことをしっかりと書くようにするよ良いですよ。

例文をそのままというよりは、なるほどこういう風に書くのかということがわかったら、
相手に伝えたいことを自分なりの言葉にするのがいいですね。

そのほうが相手も喜びますよ。^^)

さいごに

晩夏の候について、時期と意味、使い方についても例文でご紹介しました。

同じ時期に使える時候の挨拶もいろいろとあるので、
どれを使うか迷う場合もあるかとは思います。

晩夏はわりと時期がイメージしやすい季語なので、
夏のおわりだなあーってことを相手と共有したいときに使うのが良いですね。