イベント・行事

年越しそばの由来とは?大晦日に食べる理由には7つの説あり!

大晦日が近づいてくるとあちこちで年越しそばを売っていたり
「年越しそばあります」という張り紙を目にします。

SNSでも「年越しそば食べるよ?!」という蕎麦宣言?
もよく見かけるますよね。

私が小さい頃は母がスーパーで買ってきた材料で
そばを作るっていうのが定番でした。

その影響で、私も大晦日にはそばを家で作って食べるようにしてます

大晦日になると、そば食べなきゃって気になりますよね。

でも、そもそも年越し蕎麦っていつ頃なぜ食べるようになったのでしょうか。

細く長く生きられますようにという願いを込めて、
新年を迎えるにあたって食べるということをよく聞きますが、

その由来を知ると、より年末が楽しみになりそうです!

スポンサードリンク

7つの説

由来ですが、実ははっきりはしておらず、いくつもの説があります。

それぞれ説明するので、まずは確認してみてください。


1.運が良くなる

鎌倉時代、年を越せない貧しい町人たちに
「世直しそば」と称した「そば餅」をふるまいました。

翌年からみんなに運が向いて来たことから年越しには
「運そば」「福そば」を食べるようになったという説です。

時代が古いってところが、ちょっと信憑性を感じますが、
どうでしょうか。


2.邪気を払う

室町時代に関東三長者の一人であった増淵民部という人が
「世の中にめでたいものはそばの種 花咲きみのりみかどおさまる」と歌って
そばがきを食べたのが始まりという説もあります。

ちなみに、いろいろ調べてみても、増淵民部なる人物が、実在の人物かどうかは確認できません。

みかどは三角と書き、そばの実の三角錐の形と、「帝」をかけているようです。

また三角形は邪気を払うと古来信じられていたことから産まれた歌とも言われています。

そういえばそばを現在のように伸ばして細く切るようになったのは江戸時代に入ってからのことで、
この頃はそば粉を練って食べるそばがきが主流だったそうです。

わたしも子どもの頃に時折食べたそばがきが大好きで、
今でもお蕎麦屋さんで目にすると懐かしくてついそばに追加して食べてしまいます!


3.逞しさにあやかる

そばは植物としてたくましく、風で倒されても日に当たるとすぐに起き上がることから、
来年こそは!という捲土重来の意味を込めて食べるようになったという説もあります。


4.細く長くという願いを込めて

一番よく聞く説ですね。

江戸時代に長く伸ばして細く切って食べる蕎麦は“細く長く”を
連想させるので縁起がよい
ということで、
健康長寿や家運長命などの願いを込めて大晦日に食べるという風習が広がったという説です。

そば好きで知られる江戸っ子の口コミで、江戸で誕生した年越し蕎麦が
全国に広がっていったのは想像できますね。

寿命そば,延びそばなどと呼ばれてもいたとか。

江戸時代には月末のことを晦日(みそか)と呼び、年末はその締めくくりということで
大晦日と呼ばれていたわけですが、実はこの晦日に毎月そばを食べる習慣があったそうです。

商人の町江戸では月の終わりは何かと忙しいので、
安く気軽にそばを出前でとって使用人などの労をねぎらう習慣があったのだそうです。


5.金運アップ

江戸の金細工師が大晦日の仕事納めの時に、
そばだんごを転がして金粉をくっつけて集めたという話から、
金が集まるように(貯まりますように)という願いを込めて食べるという説もあります。


6.災厄や借金を断ち切る

他には、そばは他の麺類よりも細くて切れやすいので、
「今年の災厄や借金などを年末に断ち切って、新しい年を迎える」という意味で
食べたと言う説があります。

そば粉の比率が高い十割そばに近づくほどプチッと切れやすくなりますから、
効き目抜群かもしれませんね!縁切りそば、年切りそばなどと呼ばれていたそうですよ。


7.健康のため

そばにはルチンという物質が含まれていて、毛細血管の壁を強くして高血圧を予防するということから、
健康で長生きしますようにという意味でそばを食べるのは理想的だったとも言えます。昔の方の智慧ですね。

さいごに

年越しそばの由来についてご紹介しましたが、結局どの説が本当なんだろう?って感じではありますね。

「細く長く」が一番信憑性を感じるので、これを伝えている人が多いかと思います。

きっと、何かきっかけで食べるようになって、
そばの特長からこじつけた内容の説がいくつも生まれたというのが実態かと思います。

どの説であるにせよ、大晦日にそばってしっくりくるんですよね。

今年も家で食べようか、たまにはそば屋のそばにしてみようか?
そろそろ考え始めたいと思います。