古くから私達の食卓のお供として食べられてきた梅干し。
梅干しには完熟した梅と青梅があります。
青梅は初夏の時期がシーズンであり、
夏の暑さによる疲れを取り除いてくれます。
夏にぴったりな青梅を使った梅干しの作り方を紹介します。
成分や効果は?
・様々な有機酸・・・疲労回復
梅にはクエン酸を始めとした様々な有機酸が含まれています。
頭痛や肩こりなど身体に蓄積してしまう乳酸を取り除く効果がクエン酸にはあります。
・肝臓を守る
ピルブサンという成分で肝臓の働きを高める効果があり、2日酔いに効きます。
・腸の働きを整える
酸味と梅汁が消化液や胃液の働きを高めて消化不良を改善する効果があります。
・解毒
ピクリン酸が体内の毒性物質を分解する役割があるので、腹痛や食中毒に効果的です。
・身体をアルカリ性へ
酸性に傾きがちな私達の食生活から生まれる「不眠症・頭痛」を改善させ、
アルカリ性へ向かわせてくれる効果があります。
青梅の歴史
青梅は、1545年6月6日に京都の神事で後奈良天皇に梅を献上したことで、
毎年の2月11日(梅の花が咲く頃)と6月6日(梅を収獲する頃)が梅の日となりました。
6月上旬が収穫シーズンということだけあって、
青梅は夏に効果的な食材として知られています。
梅干しにするとカリカリとした触感となり大きな特徴です。
青梅を使った梅干しの作り方(カリカリ梅)
・用意するもの
青梅 500g、塩(青梅に対して約10%)50g
酢 100cc、砂糖 250g、原液のにがり 50cc
・作り方
まず青梅を洗い、水を入れたボウルに2時間浸けでください(アク抜き)。
2時間浸けた梅を取り出して、爪楊枝や竹串を使って青梅のヘタを取り除きましょう。
(実に傷を付けないように丁寧に)
ヘタを取り除き終わったら、青梅の水分を拭き取ってビニール袋へ入れます。
ビニール袋に、塩とにがりを加えて冷蔵庫で3日間入れておきましょう。
3日経ったら次は、水を入れ変えて再び冷蔵庫に入れて塩抜きをします。
(1日ごとに水を変えるのを2回)
塩抜きが終わったら水分を拭き取って、梅を十字に切れ目を入れてください。
保存用のビンに、梅・砂糖(50g)・酢を入れて冷暗所に保管します。
砂糖は5日後に50g、10日後に100gと分けて入れていきます
(1日1回容器を揺すことで仕上がりが綺麗になります)
注意していただきたいのが「保管をする場所」です。
ベストは冷蔵庫なのですが、ビンの大きさからして冷暗所が良いでしょう。
暖かい場所に保管してしまうと実が柔らかくなってしまいます。
カリカリとした青梅の梅干しを食べて夏を乗り切りましょう!
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