手紙を書くなら「時候の挨拶」を正確に使いたいですね。
意味を理解して、使う時期を間違わなければ
あなたの書く手紙の品格が格段にあがりますよ!^^)
今回は「立夏の候」です。
読み方は「りっかのこう」ですが、
「夏」がつく言葉の中でも時期が想像しづらいもののひとつですね。
いつからいつまで使えるのか?
今回は、立夏の候の意味や時期、手紙で使う場合の具体的な例文についてご紹介します。
目次_Contents
夏の始まりをあらわします
立春・立夏・立秋・立冬の中の一つの立夏ですが、季節の名称の前につく「立」には「はじまり」という意味があります。
となると、立夏の候はつまり「夏の始まる時期」という意味になります。
旧暦では1年を24の季節に分けていて、その中の一つに立夏があります。
24に分けた季節のことを二十四節気と言います。
昔使われていたもので、今では春分や夏至、冬至などが知られていますね。
その中の一つが立夏となります。
時期は5月5日から1週間程度
立夏はある程度ズレはあるものの、しっかりと決まっており、5月5日から5月6日です。
丁度こどもの日からその翌日です。
かなり使える時期がピンポイントなので
「ちょっと使いづらい・・・」
って感じたかもしれませんが、
立夏の候は
「夏が始まりましたね」
「もう少しで暑くなる季節ですね」
といった意味がありますので、
絶対に「5月5日・6日につく手紙じゃないと書いてはいけない」というものではありません。
だいたい5月5日を含めた1週間くらいにつくものなら問題なく使用できます。
あまり離れすぎると使えないので、別の時候の挨拶を使いましょう。
(新緑の候などがおすすめです)
手紙はだいたい3日程度で届くと思われますので、逆算して使いましょう。
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例文
ではどのように使えばいいかを具体的にご紹介します。そのまま使っても良いですし、少し工夫してもよいと思います。
まずはじめに、ビジネス文章で使われる使い方をご紹介。
例:立夏の候、貴社ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
例:立夏の候、皆様にはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます。
等です。
ビジネスの文章に関してはある程度決まっているものなので、
上の例で問題ないでしょう。
次に、友人や少し仲の良い方に送る場合の例をご紹介します。
例:立夏の候、ゴールデンウィークは楽しく過ごせましたでしょうか。
例:立夏の候、風が気持ちのよい季節になりましたが、皆様お元気でしょうか。
例:立夏の候、過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
例:立夏の候、先日近くのお家の庭に綺麗なツツジが咲いているのを見ました。
等、5月に届くことを考えて、ゴールデンウィークにどんなことをしたのか、
外の気候はどうか、どんな花が咲いていたかを書くと、
相手にも伝わりやすく、好感が持たれます。
少し難しいと思う方は、家の窓から見える景色を少し入れるだけで構いません。
ひとつ書くだけで、とても上品な手紙になります。
ぜひお試しください。
さいごに
立夏の候について意味や時期、使い方の具体的な例文をご紹介しました。他の時候の挨拶と比べて、使える期間が短いですが、
ゴールデンウィークでの出来事を報告する時等に良いかなと思います。
楽しい出来事を伝えられると良いですね。
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