季節をあわらす言葉で「立」というと、はじまりを意味します。
つまり立秋は秋のはじまりですね。
みなさんはいつくらいの時期を想像しますか?
手紙の時候の挨拶で使うなら、時期を間違うわけにはいきませんよね。
季節の言葉は、旧暦での考え方でつけられている場合があるので、
意外に自分のイメージと違っていることがよくあります。
今回は、「立秋の候」の意味と時期、使い方の例文をご紹介します。
意味がわかれば、使いどころがわかります!
立秋とは二十四節気の一つのことで、秋が始まる日の事を言います。>> 二十四節気についての詳しい説明はこちら!
太陽の黄経が135°に達した日から、処暑の日までが立秋の期間としていましたが、
現在はその約20日間の一日目のことを立秋と読んでいます。
・・・まあ太陽がどうのはわかりづらいですから、
具体的な日付を覚えてしまいましょう!
カレンダーにも立秋の日が書かれており、確認しやすいです。
ちなみに2015年は8月8日(土)になります。
時候の挨拶としての意味は「秋になりましたね」といったところです。。
使う時期は2015年なら8月8日
まず立秋はその年によって変わります。8月7日か8月8日、2015年は8月8日です。
また、夏至と秋分の間の、秋を感じる頃ともいわれています。
それを踏まえて、使える時期は8月7日頃から8月22日頃までとなります。
この8月22日頃を過ぎると、残暑見舞いに変わりますので注意しましょう。
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送る相手別の使用例
送る相手別に使用例をご紹介します。まずビジネスでの使い方ですが、
例:立秋の候、貴社ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
例:立秋の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
ビジネスで使われる時候の挨拶では、自分のことは書かず、
相手の会社や個人のことを褒めます。
どのビジネスでも使えるものですので、是非参考にしてください。
では次に、親しい友人に送る場合の使い方です。
親しい友人に送る場合はビジネスとは違い、
相手も気遣いつつ自分の近況報告をするものが多いです。
例:立秋の候、秋の気配を感じる季節となりましたね、いかがお過ごしですか?
例:立秋の候、暦上秋になったとはいえ、まだ暑い日が続いていますね。○○様はお元気でお過ごしですか?
こういう王道の挨拶もありますし、少し変えたものもあります。
例:立秋の候、もうすぐ○○様の好きな焼き芋の時期になりますね、楽しみにお過ごしですか?
例:立秋の候、まだまだ暑いですが、もう少し待つと良い紅葉の時期になりますね、
今年もご一緒に紅葉狩りへ行きませんか?
このように、季節の行事を入れることで、相手も季節を感じやすくなります。
使う時期が8月なので、まだ暑い頃ですし、使いにくいと思われそうですが、
実際はそんなことありませんので、是非参考にしていただければと思います。
さいごに
立秋の候について、意味と時期、例文をご紹介しました。秋?夏じゃん・・って印象を持った方も多いと思います。
二十四節気のひとつになるので、別記事でまとめている内容を確認してもらうと、
時候の挨拶の理解が深まると思います。