時候の挨拶

厳冬の候の読み方は?例文を使って使う時期と意味をご紹介!

冬になるとすっかり出不精になりませんか?

そんな家にいる時間が多い季節、普段会えない方に手紙を送りたいものです。

今回ご紹介するのは「厳冬の候」です。

読み方はそのまま「げんとうのこう」です。

意味としては「寒さの厳しい冬」になりますが、

具体的に使う時期や意味等を詳しくご紹介していきます。

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寒さの厳しい冬とはいつの時期を指す?

厳冬の候を使うのは、1月中旬頃になります。

具体的な日付としては、二十四節気の小寒の頃からが適切なので、

1月5日頃から、1月いっぱいと考えれば良いかと思います

その冬の寒さの状況にもよりますが、2月になったら別の時候の挨拶が良いですね。

時候の挨拶で大事なのは、実際の気候状況に合わせてチョイスするってとこですね。

例えば、冬の割に暖かい年ってありますよね。

そういう場合は、「厳冬」よりも他の時候の挨拶がよいと思います。

誰しもが今年の冬は寒いなあ・・という場合に使いましょう。

手紙での具体的な例文

意味と使う時期を理解したところで、具体的な例文をご紹介します。

1)手紙の構成

手紙の構成を簡単に復習すると、

①「謹啓」等の「頭語」と呼ばれる言葉
②時候の挨拶
③本文
④結びのご挨拶
⑤頭語に対応する「敬具」等の「結語」

といった構成でした。

では、厳冬の候を使った例文ですが、

2)時候の挨拶

厳冬の候、寒さが身にしみる季節になりましたが、皆様お変りなくお過ごしでしょうか

⇒割と使いやすい例文ではないでしょうか?

やっぱり病気等なく過ごされているかが気になりますよね。


厳冬の候、先日の雪が本格的な寒さを呼び込んだようです。

⇒もし雪が降ったようなら、それを挨拶に取り込むのも良いですね。


厳冬の候、ご家族皆様で、喜びに満ちたお正月を過ごされたことでしょう

⇒こちらも汎用的に使える言い回しですね。

昨年不幸があったりすると使えませんので、要注意です。


厳冬の候、軒下のつららが、日ごとに長く伸びていくようです

⇒東京とかでは中々見れないかもしれませんが、もし手紙を送る相手の

情景に合うなら使ってください。

ちょっと都会を離れると、割と見慣れた情景になると思います。


3)結びのご挨拶

・お互い、お正月気分もそこそこに、気を引き締めたいですね。

⇒1月中旬頃に汎用的に使える挨拶になります。


・まだまだ厳しい寒さが続きますので、どうぞご自愛なさってください。

⇒寒さでの体調を配慮して終わるパターンです。

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手紙のアレンジ


手紙を送る相手にもよりますが、

「厳しい冬」がプラスイメージの方もいますよね

例えば、スキーを趣味にしている方等。

そんな時は、少しくだけた表現でもよいかもしれません。


「スキー好きにはたまらない気候ですね。」

「雪山に新雪が降り積もり、わくわくを感じる季節なのではないでしょうか。」


手紙はやはり最後は相手を想って思い浮かぶ言葉を書きたいですよね。

さいごに

今回は厳冬の候について、読み方からはじまり、例文を使って使う時期や意味をご紹介しました。

数ある冬の時候の挨拶の中で、寒い冬をイメージする言葉ですよね。

もし、例年に比べて、寒さはそうでもないと感じたら、

1月に適した時候の挨拶もいろいろありますから、

その時の気候にあった挨拶を選んでみてくださいね。