みなさんは「3Dプリンター」てどういう物かご存じですか?
最近、TVや雑誌などで名が出ている3Dプリンター。
名前は聞いていても、実物を見たことがあるって方
少ないと思います。
今回は、3Dプリンター詳しい仕組みや原理について
小学生でも理解できるように、分かりやすく紹介します。
「2Dプリンター」との違い
私達が古くから利用していたプリンター(2Dプリンター)と
新しく登場した3Dプリンターは
どのような違いがあるのでしょうか。
まずはそれぞれを紹介します。
・2Dプリンター
従来のプリンターというのは、
テキストや図形などをプリンター用紙(紙媒体)に
インクを使い印刷して平面上に表してきました。
私達が普段目にしている新聞やポスターがそうですね。
デジタルカメラからの写真プリントなどもできるのも特徴です。
・3Dプリンター
PCからデータを取り込むことによって、
立体的な物体を作れるプリンターのことで、
自分の好きな形や色を立体的な物体として印刷ができます。
印刷された物体は、細かな部分まで再現されているので
本物と見間違えるかのような出来栄えです。
この立体で印刷できるというのが
今までのプリンターと大きな違いです。
どういう原理?
・印刷データ
印刷をする場合、物体の360℃から見たデータが必要になります。
そのデータは、PC内の3D画像ソフトか特殊なカメラで撮影することで
データを得ることができます。
そのデータを3Dプリンターに送ります。
・インク
3Dプリンターの印刷には主に「樹脂」が使われています。
紫外線や冷やすことで固まって印刷したい物体へと立体化します。
この樹脂のおかげで金属を一切使うこと無く物体を作ることができます。
・印刷のされ方
樹脂を使用して印刷がされるのですが、
外側をデータに沿って削りだしていくのではありません。
どのように印刷されていくかと言うと
「物体を横に輪切りして1層ずつ積み重ねて印刷をする」
このような印刷のしかたを
「積層造形法」と呼んでいます。
ケーキのミルフィーユのように1層が重なって
大きな物になるといったイメージです。
まとめ
「紙」をインクで印刷という形ではなくて、
「樹脂」を1層ごと熱で固めて印刷するということで
立体的な物体を作ることができる3Dプリンター。
その完成度はとても高く、印刷対象は車のような大きな物から、
機械の部品のような小さな物まで作ることができます。
3Dプリンターの市場規模は年々大きくなっていて、
2021年には現在の約5倍の規模になると予想されています。
私達の生活の一部となる日が近づいて来ているのですね。
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