夏は暑中見舞いもありますし、手紙を書くって方も多いのでは?
今回は「大暑の候」ですが、わかりそうでわからない言葉ですね。
読み方は「たいしょのこう」ですが、
暑さが大きいって・・・
より暑いってことでしょうか?
意味を知ると、手紙でいつ使っていいのか?も自然とわかります。
今回は「大暑の候」について、意味と使う時期、具体的な例文をご紹介します。
二十四節気の一つ大暑とは?
大暑とは二十四節気の中の一つで、7月22日か23日頃です。二十四節気の日付は、毎年同じ日ではなくその年によって違います。
>> 二十四節気の2015年の具体的な日付はこちら!
意味としては
「とても暑い季節ですね」
といった感じです。
意味だけ聞くと、盛夏の候との違いがわかりませんね。
でも、大暑は、二十四節気のひとつですから、
盛夏よりも使える時期が限定的です。
詳しくは次から説明します。
具体的な時期は7月22日・23日頃から立秋の前日まで
大暑の日がだいたい7月22~23日ですので、それ以降から立秋の前日の8月7日までになります。
大暑の候は暑中見舞いと同じ時期に使われる挨拶で、
暑中見舞いから残暑見舞いに変わる立秋になると
別の挨拶に変わりますのでご注意ください。
一応明確な期間がありますが、手紙を送る点で発送事故などがあったらどうしよう?
って心配される方もいますが、
多少ならズレても問題にはなりません。
難しく考えすぎず、暑い日に大暑を使ってしまうのも良いです。
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実際に使ってみよう!
では実際に使う際にどういう書き方をするべきかですが、いくつか例をあげます。例:大暑の候、貴社ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
例:大暑の候、○○様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
ビジネスの文章でしたらこういう使い方になります。
どっかで見かけるような定型文書ですね。
仲の良い相手や、仕事関係ではない方に送る文章でしたら、
もうちょっと砕けたほうがいいですね。
あんまり堅い文章だと、逆にびっくりしちゃいますからね。^^;)
例:大暑の候、日差しがつらい時期ですがお元気でお過ごしでしょうか。
例:大暑の候、暑い日が長く続いておりますが、ご家族さま共におかわりがありませんか?
といった相手と相手の家族を気にかける文章にするのが主流です。
また、季節の行事や、季節を感じる物を含めるのも良いです。
例:大暑の候、先日近隣の公園で夏祭りがあり、子どもたちと行ってきました。
○○様は行かれましたか?
例:大暑の候、我家の庭でビニールプールを出したのですが、
我が子だけでなく近隣の子どもたちも参戦して楽しんでいました。
例:大暑の候、暑い日が続きますが、この時期の素麺がとても美味しく感じます。
○○様もいかがですか?
こういう文章ですと、相手も堅苦しく感じることが少なく、
どちらかと言うとクスッと笑ってしまうような内容に嬉しく思います。
と言ってもとても仲の良い相手にだけ使うようにしたほうが良いです。
相手との距離感も考え、敬うべき相手に砕けた挨拶文を使わず、
仲の良い方に堅苦しい文章を使わないように注意しましょう。
さいごに
今回は大暑の候について、意味と手紙で使う時期、例文をご紹介しました。例文を見たら、自分なりのアレンジ文章が頭に思い浮かんだんじゃないでしょうか?
どんな文章を使えば、手紙を送る相手と夏のイメージを共有できるか?
そんなことを考えるのが、手紙のだいごみですね。
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