早いところでは10月下旬、多くの地域が11月に入ると
肌寒さを感じるようになり、初霜が降りるようになります。
今回ご紹介する「霜秋の候」は、そんな時期に使う時候の挨拶です。
地面に降りた氷の結晶は、この季節の風情を感じさせますよね。
読み方は「そうしゅうのこう」です。
では、「霜秋の候」について詳しく説明していきます。
そうしゅうのこうとはどういう意味?
霜と秋の言葉の組み合わせからわかる通り、「秋となり霜の降りる季節となりました」といった意味になります。
霜が降りる季節ってことで、だいたいの時期もわかりますよね。
時期は何月のいつからいつまでに使うのか?
手紙で使う場合の時期としては、11月上旬になります。二十四節気の立冬(11月8日頃)になると暦の上で冬となりますので、
使うとしたらそこまででしょう。
秋の漢字が含まれていますので、旧暦の秋に使うのが良いでしょう。
手紙での具体的な例文
使い方を具体的な例文で見ていきましょう。・霜秋の候、晩秋らしい、すがすがしい季節になりました。
⇒晩秋は秋の終わりを指しますから、11月上旬となります。
空気が澄んでちょっとすがすがしさを感じる季節でもあります。
・霜秋の候、寒さが募る朝、庭にも霜が降りる季節を迎えました。
⇒文面にも霜を取り入れた表現です。
寒さが募ったが故の霜ですから、情景としてはぴったりくるケースも多いのでは?
・霜秋の候、我が家では七五三を迎える息子のため、準備を進めております。
⇒11月のイベントとしては、七五三がありますよね。
冒頭の挨拶では、気候であったり情景であったり、こうしたイベントを文面に入れるのも良いですね。
もちろん、ご家庭によって状況はまちまちだと思いますので、文章はアレンジして使ってください。
<結び>
続きまして、結びの挨拶も紹介しておきます。
やはり寒い季節に向かうので、体調が心配になります。
・寒さに向かう折、くれぐれもご自愛の上、穏やかにお過ごしください。
⇒秋の終わりということは、冬の訪れです。
寒さに向かうわけですから、穏やかに過ごしたいものです。
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街の情景を取り入れてみる
少しアレンジすると、以下文面はいかがでしょうか?個人的には何か懐かしさを感じる情景です。
・霜秋の候、あちらこちらの軒先にすだれのようなたくさんの干し柿を見かけます。
⇒こうした情景がみられる地域であれば、使ってみても良いですね。
たくさんの干し柿は、季節を感じさせてくれます。
さいごに
今回は「霜秋の候」についてご紹介しました。霜の降りる季節ですから、これからだんだん寒くなっていきます。
今年を振り返りつつ手紙を書くのも悪くないですね。
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