小さい子供がいるといつも目を離せないもの。
本当にちょっと目を離したすきに転んでしまったり、
何かにぶつかってしまったりとけがをしてしまうこともよくあります。
そして、もっと怖いのはおもちゃの様な
小さなものを間違えて飲みこんでしまった時。
そんな時は、いっしょにいたお母さんもお父さんも
焦って気が動転してしまいますね。
でも、そんな時どうしたらいいのか事前に知っておけば、
万が一の時に落ち着いて対処できます。
そこで、今回は子どもの誤飲についてご紹介します。
まずは何をする?
食べ物以外のものを、誤って飲み込んでしまうことを
誤飲と言いますが、この誤飲の事故は
だいたい5歳位までの赤ちゃん~乳幼児に多く起こります。
小さな子供はいろいろなものを口に
入れたがりますよね。
これは、口の中に入れることでどんなものかを
確かめる本能的な行動であるため、
止めさせるのは難しいです。
口に入れるまでは良いとして、
そのまま間違って飲み込んでしまう事故というのは
起こりがちなので、普段気を付けている
お母さん・お父さんがほとんどだと思います。
でも、やっぱり起こるときは起こってしまいます。
とくに子供の周りに常にあるおもちゃは、
誤飲されるケースが多いものです。
まず、子供が誤飲してしまったと疑われるときには、
口の中をよく見てみましょう。
口の中に見えたら、指を入れて取り出してあげましょう。
でも、口の中にまだある状態で大きな声で叱ったりすると
びっくりして飲みこんでしまい器官に入ってしまうことが
ありますから落ち着いて優しく声をかけて
取り出してあげましょう。
取り出せないくらいに飲み込んでしまっている場合
気道におもちゃが詰まっていると考えられる場合には、
せなかをたたいたりして除去する方法があります。
気道にものが詰まっていると子供が激しく咳をします。
その勢いで異物が出てくることもありますから、
よく観察していましょう。
子供が苦しそう等緊急性が高い場合は、
救急の電話番号に電話し、指示を仰いでください。
緊急の対応方法としては、以下方法がありますが、
その時の状態によって、適切な対処方法が変わりますので、
基礎知識としてとらえてください。
子どもが1歳以上の場合ですが、子どもの後ろに立って、
腕を子どもの脇の下に入れて抱えるようにして回します。
そして、片方の手を握って、おへそより少し上の部分にあてて、
もう片手で握りこぶしをつかむようにして腹部を
5回程度背骨の方に少し上向きに圧迫します。
何度か練習しないと難しいので、
不安な場合は講習会などで学んでおきましょう。
基本は、救急へ電話するようにしてください。
どんな状態だったら病院に行った方がいいの?
家族の対処がよければ、飲みこんだものを
吐き出すこともできますが、意識がなかったり、
痙攣を起こしているなどの時には、緊急事態です。
すぐに救急車を呼んでください。
また、誤飲したおもちゃを取り出すことが出来ても、
子どもの機嫌が直らない時、顔色が悪い時などは
まだ何か使っているかもしれないので、早めに受診します。
誤飲したものが取り除けても、
しばらくは様子を見ているようにしましょう。
子供の誤飲は怖いですね。
普段から誤飲するようなものを遠ざけるというのは
もちろんとして、誤飲した場合にどういった対処が出来るか?
といった心構えも大事になってきます。
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