年末が近づく12月頃から寒い日が続きますよね。
今回ご紹介する時候の挨拶は「寒風の候」です。
読み方は「かんぷうのこう」になります。
何個かご紹介していると、音読みすることが多いことに気づきますね。
時期は、「寒」がつくように冬に使います。
冬に使う時候の挨拶もいろいろとありますから、具体的な時期、
意味を例文を使ってご紹介しますね。
「さむかぜ」の意味は?
意味は「冬の寒い風」です。・・はい。そのままですね。
なので、挨拶として使う場面としては、
冬の寒い風を感じる季節ということです。
外を歩いた時、「風が寒いなあ」と感じたら、使いどころです。
具体的には何月に使う?
冬に使うってことは、12月~2月くらいでしょうか?
寒風の候は、主に1月下旬に使います。
寒風が具体的な日付を指すものではないですから、1月中旬から下旬で使えばよいと思います。
もちろん、その年が寒風が感じられる気候であることが前提です。
「厳寒」や「厳冬」もあり、使いどころを迷いますが、寒い風を感じたら使いましょう。
手紙での具体的な例文
次は具体的な例文です。別の時候の挨拶でも手紙の構成をご紹介していますが、
頭語の後、本文の前の挨拶でしたね。
本文に入る前の、きめ台詞とでもいう挨拶になります。
これがあるかないかで、文章も印象が変わってきます。
では、さっそく例文です。
1.挨拶の例文
1)寒風の候、雪を踏む音に身を縮ませながら、冬の風情を感じています。
⇒この例文は、雪が降った時に感じた情景を表した文章になります。
場所によっては、雪を踏む音という情景にはなかなかならない地域もありますが、
もし、あなたの地域の情景にあるなら使ってください。
2)寒風の候、家の近くの川にユリカモメが訪れ、冬の賑わいを見せています。
⇒冬鳥の代表「ユリカモメ」を文章に入れた例文です。
越冬のために渡ってきた「ユリカモメ」は、冬を表す代表的な鳥なので、
もし、そういった川が近くにあるなら、使ってみるのも良いです。
3)寒風の候、おいしいたらをいただき、家族で鍋を囲みました。
⇒食べ物で季節を表すのも良いですよね。
冬に食べるもの、「たら」以外に思い浮かぶものがあれば、使ってみてください。
2.結びの例文
本文の後の締めの挨拶は「結びの挨拶」です。
こちらも例文をあげますね。
1)立春も目前ですが、しばらくこの寒さは続くようですので、ご自愛くださいますよう。
⇒もうすぐ立春という時期に使いたい結びの言葉ですね。
2)暖かくしてお元気にお過ごしくださいませ。
⇒冬の結びとして、汎用的に使える挨拶です。
相手への健康の気遣い、手紙にはかかせませんね。
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親しい方へのアレンジ
もうちょっとくだけた表現をと考えている方のためのアレンジとしては、「寒風」がプラスにとられられる相手であれば、
「寒風の中でも、積極的に活動しているんでしょうね。」
といった表現でアレンジしてみてください。
冬の活動・・・スポーツ等でしょうか。
手紙は、相手に合わせて書くというのが大事ですから、自分なりにアレンジしてみてください。
さいごに
今回は「寒風の候」について、読み方からはじまり、具体的に使用する時期、意味についても例文を使ってご紹介しました。
使いどころがイメージできましたか?
どの時候の挨拶を使うか?というのも手紙を書くときの楽しみだと思います。
相手の情景、伝えたい気持ち、うまく手紙に表現してみてくださいね。
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