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おせちの由来と意味、料理13品目についてわかりやすくご紹介!

お正月といえばおせち料理ですよね。

子どもの頃にはあまり好きなものがなくて苦手だったおせち料理も、
大人になると妙に懐かしくありがたい感じがします。

数の子やかまぼこって、子どもの時は
何これ?って感じでしたからね。


甘いものが好きだったので、栗きんとんばっかり食べてました。^^)

最近ではお店や通販で予約販売も行っているので、
お正月におせち料理を縁起の良いものとしていただくという
ご家庭はむしろ増えているのかもしれませんね。

ではここでひとつ、おせちの由来となぜ縁起が良いとされるのかを確認しておきましょう♪

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元々は中国から伝わったもの?

おせちは「御節供(おせちく、おせつく)」という五節供の行事からきています

中国から伝わり、奈良時代には節会(せちえ)という朝廷内での行事へと発展し、
そこで振舞われるお料理を節供(せちく)といったそうです。

お料理といっても今のように豪華で多種多様なものではなく、
高盛のご飯だったという説もあります。

この五節供が一般市民にも広がったのが由来とされていますが、
元々は5節供全ておこなっていたものが次第にお正月の
お料理のみをさすようになったようです。

今のおせち料理の原型となったのは江戸時代の武家作法が中心となって作られた正月料理

歳神様に三方などでめでたいお料理を床の間に飾ったり、
年始のお客様に振舞ったり、また家族も食したりしていた所から、
現在のおせち料理へと変わってきたそうです。

飾るということが主になった時代もあり、
その頃に飾るためのお料理を重箱に詰めるようになり、
食べるためのお膳に盛られたものを「おせち」と呼ぶようになりました

次第にこの両方が融合して、現在のように重箱に詰めたお料理を
おせちというようになったのは明治時代以降の事になります。

それぞれの料理に意味があります!

現在では様々な趣向を凝らしたおせち料理があります。

地方による違いもありますが、基本は

「祝い肴三種」
(関東では黒豆、数の子、ごまめの3種、
 関西では黒豆、数の子、たたきごぼうの3種)

「煮しめ」
「酢の物」
「焼き物」


となります。

歳神様をお迎えして共にお食事をする「お雑煮」のほかは、
神聖なる火を使う料理をできるだけ避けようとする風習から、
これらの料理には日持ちするように工夫されたものが多いですね。

また私は子どもの頃から、お正月は女性も家事を休まなければならないので
お料理をしなくても良いようにおせち料理を作るのだと教えられてきました
が、
それも現代的な一説のようですね!

基本となるおせち料理の意味はよく知られているものも多いのですが、
ここで整理してみましょう。

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1.「黒豆」

黒色には邪気を払う意味があり
また黒く日焼けするほどまめに働けるようにという願いを込めて、
邪気を払い長寿と健康を願います。

シワが出ないようにふっくらと煮るという地方が多いのですが、
シワが寄るまで長生きできるようにという願いを込めて、
あえてシワシワに煮る地方もあります。


2.「数の子」

卵の数が多く、五穀豊穣と子孫繁栄を願っていただきます。


3.「ごまめ(田作り)」

カタクチイワシを肥料として大量(五万俵)のお米が収穫できたという
お話を由来として、五穀豊穣を願っていただきます。

ごまめは五万米。


4.「たたきごぼう(酢ごぼう)」

豊年の象徴である瑞獣(ずいじゅう)の中の瑞鳥を表し、
黒色には邪気を払うという意味があります。豊作と息災を願っていただきます。


5.「かまぼこ」

初日の出に形が似ている事、赤は魔除け、白は正常を意味していて、
さらに紅白は縁起が良いことから。


6.「伊達巻」

巻物に似た形をしていることから、文化や学問、教養が高まることを願って。


7.「栗きんとん」

かちぐりは「勝ち」に通じること、きんとんは金運を願って。


8.「焼き魚」

ぶりは出世を願って、鯛はめでたい、うなぎは出世祈願。


9・「海老」

えびは髭が伸びて腰が曲がるまで長生きを、という長寿への願いと、
脱皮を繰り返すことから出世祈願の意味も持ちます。


10.「酢の物」

紅白の水引にあやかった紅白なますや、穴が多数あるので
将来の見通しが利くようにという蓮根の酢の物などがあります。


11.「煮物」

代表的な昆布巻きには、喜ぶの語呂合わせのほか、
末広がりの昆布の形が縁起が良いことや、巻物に似ているので
学問成就を願ってなど色々な願いが込められています。


12.「クワイ」

クワイは芽が出ますようにと願をかけながら食べますね。


13.「里芋」

里芋には親芋が大きいことから、頭になれますようにという
願いが込められているそうです。

さいごに

正月の定番、おせち料理の由来と意味についてご紹介しました。

ちゃんとそれぞれの料理に意味があるんですね?

栗きんとんばっかり食べていた子ども時代がちょっとはずかしいです。^^;)

何気なく毎年食べていたおせちも、一つ一つの意味を噛み締めながらいただくと、
また一段とお正月らしく節目として気持ちを新たにできるのではないでしょうか


子どもの頃から言われ続けていたものの、ある年齢になって
ようやく身にしみてくる事の一つかもしれませんね!

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