お正月を無事迎え、鏡開きの日になり、
お供えしていた鏡餅を割ろうとしたら、
ガーン!大変、カビが!
ってことありますよね。
カビは20℃から25℃くらいが一番多く発生するのですが、
冷凍庫でも発育する種類もありますし、
10℃以下でも発生するクロカビなどもありますから、
水分を含むお餅に生えるのはなかなか避けられません。
ではカビが生えてしまった鏡餅、どうすればよいのでしょうか?
今回は、鏡餅のカビ防止について、もしカビが生えたときの取り方や捨て方の
処理方法についてご紹介します。
目次_Contents
飾る際の注意
鏡餅を作る時からカビが生えにくいようにするという工夫は昔から重ねられてきたのですが、今では町内のお餅つきでもなければ
ご家庭で餅つき機でついたりすると思いますし、
売られているお餅を買ってくるという方が多いでしょう。
せめてそのお餅を飾る時に、カビが生えにくい一工夫をしてみましょう。
なるべくお餅を素手で触らないようにして、
表面を焼酎などのアルコールで布巾で拭いたり、
刷毛で塗って軽く消毒しておくと良いですよ。
特に鏡餅の2段が重なる部分には丁寧に塗っておきましょう。
保存の際の注意
割った鏡餅をすぐには食べきれない場合に冷蔵庫に保存しておくと、意外とすぐにカビが生えてしまう場合があります。
それを防止する方法として、カビを撃退してくれるわさび、
からしなどをお餅と一緒にタッパーに入れて冷蔵すると良いです。
冷凍するとさらにカビにくくなりますがくっついてしまうと
料理しにくくなりますから、一つずつラップで包むか
くっつかないように離して冷凍保存しましょう。
また水にお餅が浸るようにして冷蔵保存する方法もあります。
水を毎日取り替えて、さらに水に焼酎を少し混ぜるとなお効果的です。
太陽光に干して乾燥させておく方法もあります。
それを油であげるとおかきができるのですが、
私は干している間に全部ネズミに持っていたかれた経験がありますのでご注意ください。
あれはかなり衝撃的でしたよ。。
スポンサードリンク
カビが生えちゃった場合
鏡餅のカビが生えている部分を包丁などで厚めに削り取ってから叩いて割って、お雑煮やお汁粉に入れて食べます。
お餅をラップで包んでから電子レンジで30秒ほど温め、
柔らかくしてからカビをとると取りやすいです。
この場合、カビをとりたい部分を下にして30秒、
方向を変えながら数回電子レンジにかけます。
なお気になる場合は、カビの部分を取ってから割ったお餅をざるで洗い、
きれいな水に浸して冷蔵庫に保存します。
お餅が全部浸るように水の量を調整してください。
タッパーなどを活用して蓋ができるようにするのが理想ですね。
その水を毎日取り替えて1ヶ月以上保存できますし、
さらに焼酎を少し混ぜるとより効果的です。
食べる時には食べる分のお餅を取り出して、
さっと水で洗い布巾などで水気を拭いて、
焼いたり煮たりして食べてください。
捨ててもいいの?
実は鏡餅は食べないで捨てるものだと思っている方や、毎年お正月飾りと一緒にどんど焼きで炊き出してもらうという方も
いらっしゃるようですが、
本来はお餅には歳神様の霊魂が宿っているとされていますから
少しでも食べるようにしたいものです。
プラスティックのカバーや紙製の台に乗せられたものであれば、
お餅以外は捨てて構わないのですが、
お餅は取り出して、無病息災を願って食べられることをお勧めします。
さいごに
鏡餅とカビについて、防止方法や処理方法についてご紹介しました。いままで、時期がきたら捨ててたって方多いかと思います。
2015年の新年は、カビが生えないよう工夫して、
ぜひ、無事食べられるようにがんばってみてくださいね。
【関連記事】お正月のお役立ち情報!
>>おせちの由来と意味、料理13品目についてわかりやすくご紹介!
>>お正月のしめ縄はいつからいつまで飾ればいいの?
>>鏡餅はいつまで飾る?食べるのは正月のいつまでなの?
>>雑煮の由来と地域による違い、何故正月に食べるのか?
スポンサードリンク